IT知ったかになれるブログ

ITネタをわかりやすく解説します

DX化って何? IT化と何が違うの?

 このブログでは、中小企業経営者(IT企業)が、中小企業経営者に向けて、知った気になれるITネタを発信しています。課題解決の気付きに、ここで発信するネタが少しでもお役に立てれば幸いです。ITをどんどん活用して、我々の手で豊かなニッポンを取り戻しましょう!!

 

 さて、8回目となる今回は、最近話題の「DX化にフォーカスしようと思います。

 

DXって?

 DXはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)、デジタルによる変化・変形・変容、のようなイメージになります。そのままだと、DTという表記になりそうですが、英語圏で Trans を X と表記する習慣があるため、Digital X-formation、DX となっている訳です。

 で、『デジタルによる変化・変形・変容って何よ?』となる訳ですが、デジタルの部分は、これまで解説を続けてきたICT,IoT,AIを示してると思ってください。それらの技術を活用して、ビジネスを変化・変形・変容させる、つまり、『ICT,IoT,AIを活用してこれまでの常識をぶっ壊し、新しいビジネス環境を作っていこう!!』という取り組みをDXと呼んでいます。

 ICT,IoT,AIが如何にして新しいビジネス環境を作るのか・・・。これについては過去の記事で解説していますので、まだ読んでいない方は是非、チェックしてみて下さい。

 

shintaroh-seki.hateblo.jp

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IT化との違いは?

IT化との違いは?

 IT化では主に、それまでは紙や鉛筆、電話といったアナログのツールを使っていた物事をパソコンやインターネットといったデジタルのツールに置き換える事を主眼としていました。

 人間の脳では扱う事ができない大量のデータを瞬時に処理できるようにする事で、業務の効率化を図ったり、これまで気づけなかったような情報を取り出せるようにした訳です。

 対してDX化では、改善・効率化といった視点を更に超えて、これまで不可能と思われていたような、誰も目にした事のないビジネスモデルをつくり上げ、企業組織や文化をも変革して競争力を高めていく事を主眼としています。つまり、戦後の焼け野原から高度成長を遂げた時のようなチャンスが、今、ここにあるという事です。

 DXによる世界変革の入り口にいる今、これを機に強かった日本を取り戻そうと、日本政府もDX化に注力しています。下記リンクの資料は、経産省が発行しているDXレポートというものです。DXに対する日本政府の思いの丈がよく述べられていると思いますので、是非、ご一読下さい。 

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/covid-19_dgc/pdf/002_05_00.pdf

 

 DX化を通じて強かった日本を取り戻すのは、間違いなく我々、中小企業経営者です。日本企業の9割以上は中小企業なのですから、我々がDXに真剣に取り組まなければ、先に広がるチャンスを手にすることはできません。

 

 いや、手にできないばかりか、今以上に世界に取り残され、『衰退途上国日本』は間違いなく『衰退国』に成り果てるでしょう。

 

 全方位的に閉塞しているこの社会では、どうしても守りの営みとなりがちです。しかし、戦後の先達がそうであったように、新しい未来への希望をありありとイメージし、その実現に向け、熱意と生命力を漲らせていく事が重要ではないかと考えます。

 

 この記事を機に、DX化が『また、意味不明な横文字用語かぁ』と捉えるのではなく、『チャンスに満ち満ちた希望の言葉』であることを実感して頂きたいと願っています。

 

 次回は、DXにもある「デジタルって結局何?」にフォーカスを当てていこうと思います。

 ※8回目にしてネタ切れ感が出てきて・・・、ブロガーの皆様の凄さを身をもって感じております。

 

ここで、結論。

 DXとは、

  第2の高度成長を迎えられるかもしれないチャンスをくれる概念。

 

 如何でしたでしょうか。

 DXが生み出すチャンスについて、少しでも分かった気になって頂けたでしょうか。

 

 これからも、このような形でITネタを発信していきますので、ご愛顧のほど、よろしくお願い致します。